2018年07月28日

資産家通信(12) 相続で揉める意外な原因

意外にちょくちょく聞く跡継ぎの相続人さんが不満に思っていることは、旅行に行けなかったことです。じーちゃん、ばーちゃんが例え認知症にならなくとも、高齢であったり、気力がなくなったりで、遠出が出来ず、家を出た次男がやれ海外旅行に行っただのを聞いて、うらやましく思いながらも自分は跡継ぎだからということで何十年も我慢をしてきたようです。はたから見ると、数日間ぐらいほったらかして出かければいいのにと思いますが、なかなかそれは難しい様です。このような家督の意識がある方はまだまだ多いように感じます。そこに来て、国が認めた平等の法定相続分を主張すれば、争いごとになりやすいのも分かる様な気がします。


2018年07月28日

資産家通信(11) せめて不動産の問題だけは解決させる

遺産分割で揉めている場合、これは長期化するなと感じるポイントがあります。それは、お互いの粗探しや悪口合戦が始まった時です。不動産が上手く分割できなかったり、不動産の評価が色々あったり、売れない不動産や赤字の不動産があったりで、あーだこーだ言っているうちに、あいつだけ小遣いを多くもらっていただとか、昔こんな事があったという話になります。

最初は資産に焦点が当たっているのですが、いつの間にか人格批判に変わっています。こうなったらほぼ長期化確定です。というか10ヶ月の納税期間内に遺産分割協議がまとまらない場合は、塩漬けになることが多い様に感じます。

普通に過ごしているだけなら特にケンカにならず、平和に暮らしていたであろう関係は、相続によって問題や不満があぶり出され、崩壊しえます。

資産と不動産をうまく分けられる様にして、誰に渡すかを決めて、せめて不動産の問題だけは解消してからあの世に行きましょう。




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