2019年02月26日

不動産の取引価格のあれこれ

以前、一物四価といって不動産には取引時価以外に税額の評価等、様々な評価があるというお話しをさせて頂きましたが、不動産の取引に関する価格においてもたくさんの価格があります。

(1)査定価格 時価ではない
(2)売出価格 時価ではない
(3)取引価格 時価
(4)買取価格 時価

実務的に気をつけないといけないポイントは「査定価格は時価でない」ということです。
例えば、不動産仲介業者Aが1000万円と査定し、不動産仲介業者Bが1500万円と査定した場合、多くの方はBの業者にお願いしたいと思われると思いますが、Bの業者が優良な業者とは限りません。
前述したことから、業者によっては仕事をさせていただくために高い査定を出すところもありますが、高い価格で売り出しをするとなかなか売れないだけではなく、印象が悪くなり、本来売れたであろう価格より安くないと取引できなくなってしまう可能性もあります。
良い査定とは、市場で最も高く売れる取引価格に近い価格であり、単に高い方が良い訳ではありません。




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