2023年01月31日
こんにちは。野村開発株式会社資産コンサルティング家 山本です。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
2023年4月22日(土)開催予定のセミナーに向けて、皆さまに知っていてほしいことをお伝えしてまいります。
第5回目は地主さんの相続対策について考えます。
富動産、負動産、浮動産
「ふどうさん」の当て字で、富動産、負動産、浮動産という言葉を使うことがあります。
富動産とは文字通り、持っている人を豊かにする不動産です。
逆に負動産とは持っている人にとって負担となる不動産です。
この二つは区別しやすいのですが、問題は、浮動産です。
地主さんによくありがちな大きすぎる自宅や市街化農地、一部の駐車場のように、売却すれば高く売れるけれども、活用されていない、もしくは収益率の低い不動産のことです。
かつてのように、土地自体に長期的な値上がりが期待できる要因があれば、固定資産税を支払いながら手間ひまかけて管理をしていても、投資上、含み益が膨らんでいくので価値がありますが、価格が上がらない、もしくは下がっていくのであれば、手間ひまかけて生涯維持をして相続が発生した際にガッツリ相続税を支払うことになるので、何のために持っていたのかよくわからないということになります。
今後は、守っていく不動産(富動産)、手放すべき不動産(負動産)手放しても良い不動産(浮動産)を明確にし、整理していく必要があります。
地主さんにとって相続対策は相続税の節税対策ではなく、不動産対策です。